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2014年02月13日

ここが面白い琉球オペラ「アオリヤエ」 3 尚寧王

[ ケンケン ] 琉球オペラ「アオリヤエ」は第二尚氏七代国王「尚寧王(1564-1620)」の時代の物語です。

第六代国王「尚永」(首里王家)に後継ぎが生まれなかったことから、
浦添王家の「尚寧」が王位を継承したのでありました。

尚寧はこんな人でした・・・

見かけは温和な風貌(イケメン)
書は漢書から和文まで読みこなし(リキヤー)
御前試合では剛腕な兵を一撃したり(スポーツマン)
気さくに誰とでも話のできた(いい人)

写真は稽古風景:尚寧王(右)と阿応理屋恵(左) 二人とも超カッコいいよ~ン


いい人でリキヤー(頭脳がよく)でイケメン、おまけにスポーツマンだったら
きっと女の子からもキャーキャーいわれたに違いないし、

血筋も実は首里王家の血をひいていることから、国王としては十分な資質を兼ね備えていたことは間違いありません。

ある時、首里王家の末裔が王位を返せと刀を抜いたとき、
尚寧は「国の幸せ、民の幸せを守ることに変わりないのであれば王の位はいつでも譲ろう。
しかし今争えば大国の狭間にある琉球の国は滅びる。共に手を取り国を守ろう」
と諭すのです。
超~カッコいい~

街道や橋などインフラ整備にも王自ら加わり、民衆から大きな支持を受け、薩摩侵攻の時も、
何の鍛錬も行わず、武器を持たない琉球が百戦練磨の薩摩軍の相手にもならないことを承知で、害を最も少なくする方法で犠牲者を最小限にとどめたのでした。
民を守ることを第一に考えた尚寧王の生き方・・・カッコいいですね!

脚本・演出の馬場氏曰く、尚寧は
きわめて慎み深く、まじめで正直。遠い将来のこと まで考えて周到にはかりごとを立て、
人と人の調和を求める温厚な人柄。

そんな尚寧に惚れないわけがありません。

彼と会いたければ本番を観に来れば・・・
ここが面白い琉球オペラ「アオリヤエ」 3 尚寧王

チケットは森の音楽館まで・・・
℡ 098-994-3969






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